肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
筋肉の張りや違和感
激しい運動や動きの前に、筋肉に軽い張り感や違和感が感じられることがある
突然の痛み
運動中に突然、筋肉に鈍い痛みや違和感を感じる
筋肉の疲労感
長時間の運動や負荷のかかりすぎで、筋肉が異常に疲れている
筋肉の震えや痙攣
激しい運動の後や筋肉の疲労が蓄積していると、筋肉が震えたり痙攣を起こすことがある
運動中の動きの制限
通常の動作がスムーズにできなくなり、筋肉が硬く感じたり、動かしにくくなることがある
肉離れで知っておくべきこと
■原因
急激な運動、過度の負荷、無理なストレッチ、または筋肉の準備不足などが原因で起こります。特に、スプリントやジャンプ、急な方向転換が引き金になることが多いです。
■施術法(R.I.C.E法)
・Rest(安静): 筋肉を使わず休ませます。
・Ice(氷冷): 冷却で腫れや痛みを抑えます(20分程度の冷却を1〜2時間ごとに行います)。
・Compression(圧迫): サポーターなどで圧迫し、腫れを抑えます。
・Elevation(挙上): 足や腕を心臓より高い位置に保ち、血流を促進します。
■予防法
・適切なウォームアップとクールダウン
・筋肉の柔軟性を高めるストレッチ
・適切なトレーニングと休養のバランス
・筋力トレーニングで筋肉を強化
症状の現れ方は?
1. 突然の鋭い痛み
・急に鋭い痛みが走ることが多く、特に運動や動作の直後に感じられます。
・痛みの強さは中程度から非常に強い場合があります。
2. 筋肉のこわばりや硬直
・損傷した筋肉周辺が硬くなり、動かすと痛みを伴います。
・筋肉が硬直することで動きが制限されます。
3. 腫れや内出血(あざ)
・損傷部位に腫れが生じ、時間とともに内出血が発生することがあります。
・皮膚の下に青紫色のあざが現れることもあります。
4. 筋力低下
・損傷した筋肉の力が弱くなり、通常の動作が困難になります。
・特に負荷をかける動作で筋力が発揮しにくくなります。
5. 筋肉の触知可能な欠損(断裂の場合)
・重度の肉離れでは、筋肉が部分的に断裂している場合があり、筋肉の一部が触れるか、動かすと異常な動きを感じることがあります。
6. 可動域の制限
・関節の動きが制限され、通常の範囲で動かすことが難しくなります。
・痛みを避けるために動かす範囲が狭まります。
7. 発症直後の音(鳴き声)
・一部のケースでは、筋肉が断裂する際に「ポキッ」という音が聞こえることがあります。
その他の原因は?
1. 不十分なウォームアップ
・概要: 運動前のウォームアップが不十分だと、筋肉が十分に温まっておらず、柔軟性や伸展性が低下します。
・影響: 温まっていない筋肉は急激なストレスに耐えられず、肉離れを起こしやすくなります。
2. 筋肉の疲労
・概要: 長時間の運動や反復的な動作により筋肉が疲労すると、筋力が低下し、正常な動作が難しくなります。
・影響: 疲労した筋肉は過度の負荷に耐えられず、肉離れのリスクが高まります。
3. 柔軟性の欠如
・概要: 筋肉や腱の柔軟性が不足していると、通常の動作範囲を超える動きをした際に筋繊維が断裂しやすくなります。
・影響: 定期的なストレッチ不足が肉離れの原因となります。
4. 筋力バランスの崩れ
・概要: 特定の筋群が過度に発達していたり、逆に弱っていたりすると、身体全体のバランスが崩れます。
・影響: 不均衡な筋力は特定の筋肉に過剰な負荷をかけ、肉離れを引き起こす可能性があります。
5. 既往歴(以前の怪我)
・概要: 過去に同じ部位で肉離れを経験している場合、その部位の筋肉や腱が弱くなっていることがあります。
・影響: 再度の怪我のリスクが高まります。
6. 不適切な運動技術やフォーム
・概要: スポーツや運動時の技術やフォームが正しくないと、筋肉に不自然なストレスがかかります。
・影響: 誤った動き方が肉離れを引き起こす原因となります。
7. 環境要因
・概要: 運動環境が不適切である場合、例えば滑りやすい地面や不安定な足場などが肉離れのリスクを高めます。
・影響: 突然の転倒や予期せぬ動きによって筋肉が急激に伸ばされ、肉離れを起こすことがあります。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れを放置すると、回復が遅れ、痛みや不快感が長期間続く可能性があります。
筋肉が完全に治癒しない状態で運動を再開すると、再度肉離れを発生させるリスクが高まります。また、適切な処置を受けないことで、慢性的な痛みや筋力低下が残り、筋肉の柔軟性が損なわれることがあります。これにより、日常生活やスポーツ活動において、動きが制限されることが増えます。
さらに、痛みを避けるために無意識に体の他の部分をかばうことで、他の筋肉や関節に負担がかかり、新たな怪我や障害のリスクも高まります。
肉離れは早期の施術とリハビリテーションが非常に重要で、放置すると全体的な体のバランスやパフォーマンスに大きな影響を与える可能性があるため、適切な処置を受けることが大切です。
当院の施術方法について
軽~中度の肉離れであれば、当院の施術で軽減のサポートが可能です。特徴として、国家資格を保有する柔道整復師が施術を担当いたします。あくまで症状の軽減を目的とした施術のため、医療行為は行っておりません。
当院での施術内容は、主に肉離れ直後のアイシングや固定、圧迫が中心です。痛みが引いてきた場合には、温熱を加えるなど、症状に合わせたサポートを行います。
患者様の症状や回復の進行に応じて、適切に施術を組み合わせ、痛みの軽減と筋肉の回復を目指します。また、必要に応じて、熱療法や冷療法など、他の施術法を併用することもあります。
改善していく上でのポイント
肉離れ(筋肉の部分的な損傷)は、適切な施術とリハビリテーションによって軽減が期待できます。以下は、回復を促進するためのポイントです。
まず、肉離れの初期症状が現れた場合、すぐに安静にすることが重要です。傷ついた部分に負荷をかけると、症状が悪化する可能性があります。氷を患部に当てて炎症を抑え、痛みを軽減することも効果が期待できます。この際、1回15~20分を目安に行い、一日の中で数回実施しましょう。
次に、適切な医療機関を受診することが大切です。医師の診断を受けることで、肉離れの程度を把握し、必要な施術を受けることができます。また、リハビリプログラムの指導も受けると良いでしょう。
回復期には、徐々にストレッチや軽い筋力トレーニングを取り入れ、筋肉の柔軟性と強度を回復させていくことが重要です。ただし、無理な運動は避け、痛みが再発しないように注意しましょう。
さらに、栄養面でもサポートが必要です。タンパク質を意識的に摂取し、筋肉の修復を助ける栄養素をしっかりと確保しましょう。ビタミンやミネラルも重要な役割を果たしますので、バランスの取れた食事を心掛けることが回復を早めるポイントとなります。
以上のポイントを踏まえ、適切なケアを行いながら、焦らずに回復を目指してください。