片頭痛
こんなお悩みはありませんか?
頭の形側や、両側にズキズキとした痛み
動きだすと頭痛が激しくなる
痛みによる吐き気や、嘔吐
光や、音、匂いに敏感になる
生活に支障が出るほどの頭痛
などがあります。
これらは片頭痛の症状であり、片頭痛の前兆もあります。視界がチカチカしたり、体のバランスがとれなくなったりと様々な症状があります。
片頭痛以外にも種類があり、緊張型頭痛、群発頭痛があります。緊張型頭痛は頭、肩、首の筋肉の緊張やストレスなどによって頭を締め付けられるような痛みがあります。群発頭痛は片側の目の奥がえぐられるような強烈な痛みが起こる症状です。
片頭痛で知っておくべきこと
片頭痛を持っている方に知っておいていただきたいことが3つあります。
①片頭痛の発症には、血液の流れが大きく影響している可能性があるとされています。体内の水分量が不足すると、血流を良好に保つことが難しくなるため、こまめに水分を補給することを意識しましょう。
②マグネシウムが不足すると、片頭痛が起こりやすくなるといわれています。片頭痛をお持ちの方は、緑黄色野菜や葉物野菜の摂取が不足しがちなため、意識してマグネシウムを多く含む食べ物を取り入れることをおすすめします。
③食事を作る際には、片頭痛を誘発しやすい食品をなるべく避けることがポイントです。代表的なものとして、赤ワイン、チョコレート、チーズなどがあります。これらの食品は片頭痛を引き起こす可能性があるため、できるだけ控えるよう心掛けましょう。
症状の現れ方は?
片頭痛の特徴
1. 頭痛
片側の頭部に強い疼痛が生じることが多いです。痛みは脈打つような感覚で、数時間から数日続くこともあります。
2. 前兆症状
一部の方は頭痛の前に視覚的な前兆(光の点やラインなど)や、感覚の変化(しびれ感)、言語障害が現れる場合があります。
3. 悪心・嘔吐
片頭痛が発生すると、悪心を感じたり、実際に嘔吐することもあります。
4. 感光性・音響過敏性
明るい光や大きな音に対して敏感になることがあります。そのため、静かで暗い場所を好む場合が多いです。
5. 集中力の低下
痛みや不快感の影響で、集中力が低下することがあります。
片頭痛の症状やその強さは人によって異なりますが、これらが一般的な特徴とされています。
その他の原因は?
1. 遺伝的要因
片頭痛は家族内で遺伝する場合があります。片頭痛を持つ家族がいる場合は、自身も片頭痛を経験する可能性が高いとされています。
2. 神経系の過敏性
片頭痛は脳の神経系が過敏になっていることと関連していると言われています。特にセロトニンなどの神経伝達物質のバランスが崩れることが、片頭痛の引き金になることがあります。
3. 環境的要因
気圧の変化や強い光、騒音、匂いといった環境の刺激が片頭痛を誘発することがあります。
4. 食事
特定の食品や飲み物(例:チョコレート、赤ワイン、カフェインなど)が片頭痛を引き起こす場合があります。また、食事を抜いたり不規則な食生活も片頭痛の原因となることがあるため、注意が必要です。
5. ストレス
精神的および身体的なストレスが片頭痛のトリガーとなることがよくあります。また、ストレスから解放された際に起こる「週末頭痛」と呼ばれる現象も知られています。
6. ホルモンの変動
特に女性の場合、生理周期によるホルモンの変動が片頭痛を誘発することがあります。妊娠中や更年期のホルモン変化も影響を与える可能性があります。
7. 睡眠
睡眠不足や過剰な睡眠も片頭痛の原因になり得ます。規則正しい睡眠を心がけることが予防に役立つとされています。
8. 運動や身体的活動
激しい運動や過度な身体的活動が片頭痛を引き起こすことがあります。
片頭痛は原因が多岐にわたるため、個々のトリガーを特定し、それに応じた対策を取ることが大切です。
片頭痛を放置するとどうなる?
1. 生活の質の低下
片頭痛が頻繁に発生すると、仕事や学業、日常生活に支障をきたす場合があります。痛みのために集中力が低下し、パフォーマンスが落ちることもあります。
2. 慢性片頭痛への移行
片頭痛を適切に対処せずに放置すると、頭痛の発作が頻発し、慢性片頭痛(1か月に15日以上頭痛が続く状態)へ移行するリスクが高まることがあります。
3. 薬物乱用頭痛
片頭痛を和らげるために鎮痛剤を過剰に使用すると、薬物乱用頭痛と呼ばれる新たな頭痛が発生する可能性があります。これは、頭痛薬を頻繁に使用することで逆に頭痛を引き起こしてしまう状態です。
4. うつ病や不安障害のリスク増加
長期間の痛みによるストレスや不安が蓄積されることで、精神的な健康に悪影響を及ぼす場合があります。片頭痛を抱える人は、うつ病や不安障害を併発するリスクが高いとされています。
5. 脳卒中リスクの増加
特にオーラ(視覚や感覚の前兆)が伴う片頭痛の場合、脳卒中のリスクが若干高まるという研究結果があります。若年女性や喫煙者、経口避妊薬を使用している人で特に注意が必要です。
6. その他の合併症
片頭痛を放置することで、片頭痛が引き金となって発生する神経学的な合併症(例:持続性オーラや片頭痛性脳症など)のリスクが増加する可能性があります。
片頭痛は、適切な治療や予防策を講じることで管理が可能です。
当院の施術方法について
片頭痛に効果が期待できる当院の施術メニューとして、ドライヘッドと鍼灸が挙げられます。
【ドライヘッド】
片頭痛は、筋肉が凝っている、または血行が悪い状態で症状が出やすいと言われています。そのため、ドライヘッドでは首や肩甲骨周りと繋がっている頭皮を揉みほぐすことで、上半身の凝りが緩和され、頭痛の軽減が期待できます。その結果、ストレスや眼精疲労の解消に繋がる可能性があります。
【鍼灸】
また、もう一つのメニューである鍼灸では、頭皮にあるさまざまなツボに鍼を打つことで頭皮の凝りを和らげることが期待できます。頭皮には、体に比べて痛みを感じやすい神経が少ないため、施術中にあまり痛みを感じることなく、ツボの刺激をしっかり受けたい方におすすめの施術メニューです。
当院の施術を通じて、片頭痛の軽減をサポートできれば幸いです。
改善していく上でのポイント
1. トリガーを特定する
・日記をつける
片頭痛が発生した日や時間、食事内容、ストレスの程度、睡眠の質、環境の変化などを記録することで、何が片頭痛を引き起こしているか特定しやすくなります。
・避けるべきものを知る
チョコレート、赤ワイン、カフェイン、特定の香りや光など、自身のトリガーを見つけ、それを避けるように心がけましょう。
2. 生活習慣の見直し
・規則正しい睡眠
毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠を確保することで片頭痛の発生頻度を抑えることが期待できます。
・バランスの取れた食事
食事を抜かず、栄養バランスの良い食生活を意識しましょう。また、水分補給も欠かさないようにすることが大切です。
・適度な運動
無理のない範囲で定期的に体を動かすことは、ストレスの軽減や片頭痛の予防に繋がる可能性があります。
3. ストレス管理
・リラクゼーション技術
ヨガや瞑想、深呼吸などを取り入れることで日々のストレスを和らげる習慣をつけると良いです。
・時間の管理
ストレスの原因となる過密なスケジュールや過剰な負担を避け、計画的な時間管理を行いましょう。
4. 適切な医療ケア
・専門医への相談
頻繁に片頭痛が起こる場合や日常生活に支障をきたす場合は、専門医に相談して適切な施術法を見つけることが重要です。
・予防薬の使用
片頭痛の発作が頻繁に起こる場合には、医師の指導の下で予防薬を使用することも選択肢の一つです。
・早期の対応
片頭痛が始まった場合、早めに対処することが大切です。適切な薬剤を使用することで軽減が期待できます。
5. 環境の整備
・快適な環境作り
片頭痛を引き起こさない環境を整えるよう意識しましょう。騒音や強い光、ストレスの多い状況を避ける工夫が大切です。
・デジタルデトックス
目の疲れを防ぐため、パソコンやスマートフォンの使用時間を制限し、適度に休憩を取ることを心がけましょう。
6. ホルモンバランスの管理
・女性の場合
生理周期に関連する片頭痛については、ホルモン治療や生活習慣の見直しが有効です。必要に応じて医師に相談し、適切な対策を講じましょう。
これらのポイントを実践し、片頭痛の原因を少しずつ取り除くことで、発作の頻度や重症度を軽減することが期待できます。